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2009 年度 実績報告書

腎線維症におけるトールライクレセプター4の役割と治療意義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21790807
研究機関京都大学

研究代表者

宮田 仁美  京都大学, 医学研究科, 医員 (80529751)

キーワード腎臓病 / 腎線維化 / TLR4 / IVFM
研究概要

腎臓線維化のメカニズムについての研究を押し進められている中我々は生体蛍光顕微鏡
(IVFM)を用いた正常マウスにおける片側尿管閉塞モデルの経時的変化を血行動態のパラメータの変化や炎症細胞の循環について観察しビデオに収録行った。そのデータの一部解析が終了し現在論文投稿中である。なおIVFM研究におけるTLR4欠損マウス群との比較については、デバイスと検体数を追加の問題があり引き続き共同研究の形でニュージーランドさらにニュージーランドの指導教官がアイルランドのGallway国立大学に移籍したためオタゴ大学のみならずゴルウェイ大学に出向いてデータ収集を22年度に予定したい。
一方、TLR4の情報伝達をブロックすることによる線維化の遅延については、肝臓で示されており、腎臓でもその可能性が高いという結果を本研究で得た。(線維化の進行度の評価としてはマッソントリクロム染色や、凍結組織からタンパクを抽出して1型コラーゲン(Sircol collagen assay kit使用)の測定を試みた。またTLR4の情報伝達系の変化としてはゲルシフトアッセイ(EMSA)により活性化NF-κBなどの核内タンパク質の発現量を観察したが、いずれも有意差をみとめており現在再現性を確認している。その作業が終了次第論文で報告する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 生体蛍光顕微鏡による水腎症マウスにおける血行動態的ならびに構造的変化の観察2009

    • 著者名/発表者名
      宮田仁美
    • 学会等名
      52回 日本腎臓学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-06-04
  • [学会発表] HEMODYNAMIC AND STRUCTUAL CHANGES TO THE RENAL MICROCIRCULATION FOLLOWING UNILATERAL URETERAL OBSTRUCTION(UUO) IN THE MOUSE2009

    • 著者名/発表者名
      宮田仁美
    • 学会等名
      世界腎臓学会2009
    • 発表場所
      ミラノ イタリア
    • 年月日
      2009-05-24

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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