研究課題
若手研究(B)
加齢性腎障害の主要病理像の一つに糸球体硬化があり、糸球体中のIV型コラーゲン増加を特徴とする。本研究では、その機序解明のため、同様の病理像を来す糖尿病モデルマウスを用いた。まず、IV型コラーゲンの制御因子Smad1の強発現により糸球体硬化が加速すること、それにはSmad1の上流因子BMP4が必要であることを証明した。現在、BMP4と加齢との関連を検討中である。次に、細胞老化関連因子PIASy が転写因子E2AのSUMO化を促進し、メサンギウム細胞の形質変化を介して糸球体硬化に関与することを証明した。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (12件)
J Biol Chem.
巻: 286(37) ページ: 32162-9
doi:10.1074/jbc.M111.244541
巻: 286(22) ページ: 20109-16
doi:10.1074/jbc.M110.179382
PLoS One.
巻: 6(3) ページ: e17929
doi:10.1371/journal.pone.0017929
Histol Histopathol.
巻: 26(4) ページ: 531-41
日本内科学会雑誌
巻: 100(5) ページ: 1313-1318
Mol Cells.
巻: 30(3) ページ: 209-18
doi:10.1007/s10059-010-0109-9