研究課題
若手研究(B)
本研究は、single nucleotide polymorphism (SNP)を主とする動脈硬化性疾患関連遺伝子多型100種類の中から、慢性糸球体腎炎の進行関連遺伝子多型を同定する事を目的とした多施設縦断的観察研究である。慢性糸球体腎炎の代表的疾患であるIgA腎症患者320例の遺伝子解析を行い、glycoprotein Ia (GPIa) C807T/G873Aとintracellular adhesion molecule-1 (ICAM-1) A1548G(K469E)が腎不全の進行予測因子である事を明らかにした。また、IgA腎症患者約1000人の臨床情報データベースを用いて、喫煙本数が腎不全の進行予測因子である事も明らかにした。本研究は、動脈硬化性疾患関連因子がIgA腎症の進行に深く関与している事を示唆しており、IgA腎症の治療戦略を確立する上で重要な知見をもたらした。
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