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2012 年度 実績報告書

再生医療技術を応用した腎尿細管の再生・修復による急性腎不全の新規治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21790816
研究機関高知大学

研究代表者

井上 紘輔  高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (00403907)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード急性腎障害 / dedifferentiation / 再生医療 / 尿細管 / オートファジー / アポトーシス
研究概要

平成24年度は、Wnt4の遺伝子座に蛍光タンパク質GFPを導入したマウスを利用し、胎生後期あるいは、出生後に急性虚血等の回復期に、Wnt4の発現する細胞を検出し、単離した。現在幹細胞のマーカーといわれているslow cycling cell の特徴に加え、新規のマーカーを導入した遺伝子改変マウスの導入により、内因性の腎尿細管細胞の同定を行った。腎幹細胞を同定する方法として、腎胎生期に出現する遺伝子が、急性腎不全の回復期に、再発現する現象を用いることが考えられ、申請者らは腎尿細管の分化に重要な意義を持つDelta-1,Notch-Hes systemについて検討を加えた。このシステムは神経系と血液系で発生、分化に重要な役割を持つことが知られているが、申請者らは、これらのDelta-1,Notch-Hesが、腎胎生期に発現することと、急性腎不全の回復期に近位尿細管で再発現することを、アメリカ腎臓学会で報告した。申請者らは、Delta-1蛋白を生合成し、培養皿にコーティングし、尿細管細胞を培養し、Delta-1が腎尿細管細胞の形態、増殖に与える影響を測定できる系を構築した。この方法を用いてDelta-1,Notch-Hes systemの尿細管の再生に及ぼす影響を検討した。さらに、HNF-1βの点から急性腎障害の回復期、発現亢進が尿細管の再生に働くことを学会発表し、論文で発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Upregulation of HNF-1β during experimental acute kidney injury plays a crucial role in renal tubule regeneration.2012

    • 著者名/発表者名
      Ogata K,Inoue K,et al
    • 雑誌名

      10.1152/ajprenal.00086

      巻: 303 ページ: 689-699

    • DOI

      10.1152/ajprenal.00086.2012.

    • 査読あり
  • [学会発表] Small heat shock protein beta-1 (HSPB1 or HSP27) is up-regulated and regulates autophagy and apoptosis of renal tubular cells in the acute kidney injury in vitro and in vivo2012

    • 著者名/発表者名
      Inoue K
    • 学会等名
      アメリカ腎臓病学会
    • 発表場所
      サンディエゴコンベンションセンター(USA)
    • 年月日
      20121030-20121104
  • [図書] AKIの管理Q&A2012

    • 著者名/発表者名
      井上 紘輔
    • 総ページ数
      6
    • 出版者
      総合医学社

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公開日: 2014-07-24  

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