研究課題
(1) 分化異常・生殖機能障害患者の検体集積を行った。書面にて同意が得られた性分化異常・生殖機能障害患者から末梢血を採取し、白血球よりゲノムDNA、RNAを抽出した。(2) 集積済み検体の性分化異常・生殖機能障害患者における変異解析を行った。現在約50例のDNAを集積しておりこれらの検体においてMAMLD1の全コード領域の直接シークエンスを行った後、変異陰性であった患者についてスプライス部位の変異解析を行った。変異解析には直接シークエンス法を用いた。プライマーおよびPCR条件は既報の通りである(Wada et al.Nature Genetics2006;38:1369-71)。(3) MAMLD1のスプライシング機構の解明を行った。エクソン4を含むタイプと含まないタイプのバリアントについては下図の通り確かめた。性腺、外陰部、下垂体、大脳、甲状腺、腎などのヒトcDNAにたいしPCRを行った。スプライスバリアントについてはすべてのバリアントの塩基配列を決定した。塩基配列の決定には適宜プライマーを設計し直接シークエンス法を用いた。定量的な評価には定量PCRを行った。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
小児科 50(7)
ページ: 939-945
Am J Med Genet. 149A(12)
ページ: 2882-5