研究課題
若手研究(B)
PAD4が骨髄中の造血系幹細胞、多能性前駆細胞に発現することをはじめて明らかにした。野生型マウスと比較してPAD4ノックアウトマウスでは骨髄造血幹細胞の割合が高いことが分かった。また、骨髄移植を用いた実験から、幹細胞の増加は骨髄環境の影響ではなく細胞内因性によるものであった。さらに幹細胞の増殖亢進がみられたが、マイクロアレイなどの結果から、この原因は、増殖に関わる遺伝子の転写がPAD4欠損により活性化したことによると考えられた。本研究成果は、血球分化・増殖における新しい制御のひとつを提唱した。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件)
EMBO J. 30
ページ: 823-834
Cell Metabolism 11
ページ: 479-492
Biochem.Biophys.Res.Commun. 391
ページ: 1708-1713
J.Biochem. 146
ページ: 471-479