研究課題
若手研究(B)
Cl^-ホメオスタシス調節分子、特にKCC2について呼吸中枢を含む発達期延髄毛様体領域における発現分布及びその変化を、免疫組織化学法を用いて検討した。その結果、マウスの舌下神経核において、発達に伴い隣接する迷走神経核と比べてKCC2の発現は減少していることが確認された。また、生後発達期の正常マウスにおいてGABA投与により呼吸様リズム発火が増加した。一方、KCC2阻害剤を投与すると、呼吸様リズム発火が増加することが認められた。これらのことから、生後1週齢までは、舌下神経核の神経細胞における[Cl^-]_iは運動系出力を制御している可能性が示唆された。
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Epilepsy Res. 99
ページ: 177-184
Adv.Exp.Med.Biol. 669
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