研究課題
若手研究(B)
胎児性アルコールスペクトラム障害(FASD)は妊娠中の飲酒により児に生じる障害であるが,現在のところ根治的治療法は存在しない。本研究ではFASDモデルラットにラット胎仔脳由来神経幹細胞を経静脈的に移植することで,FASDの主要な症状である社会性・認知機能の障害が改善することを示した。末梢静脈より移植した神経幹細胞は脳内に移行し,移植された細胞は脳内でさまざまなフェノタイプの神経細胞に分化,シナプスを形成し,障害された神経回路網を修復している可能性が示唆された。
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臨床精神医学 38巻
ページ: 421-428
日本アルコール・薬物医会雑誌 44巻
ページ: 674-679