64-Cuポジトロン核種をPTSM薬剤を用いてiPS細胞内に取り込ませて細胞の標識を行うことに成功した。64-Cuにより標識されたiPS細胞の細胞懸濁液をマウスに投与し、その画像をmicro PET装置で取得できた。投与方法には尾静脈より静注する経路と直接心臓の左室に注入して肺を通らない経路で全身に分布させる経路の二投与経路を用いた。静注する方法では大部分が肺に標識細胞が留まっており、直接左室内投与した方法では脳・腎臓・移植腫瘍組織などに標識細胞が多く分布した。画像化は24時間後まで行うことができた。
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