研究課題
若手研究(B)
本研究では、腫瘍選択的な核医学診断の実現を目指し、Survivinを標的とした新規放射性薬剤の開発を目的とした。そこで、Survivin蛋白のダイマー形成部位へ高親和性を示す4, 6-ジアリールピリジノン誘導体をリード化合物として、種々の誘導体の合成を行った。これらの新規リガンドは、Survivinが高発現しているがん細胞への良好な膜透過性を示し、さらにSurvivin蛋白発現部位と類似した結合挙動を示した。また、^<125> I標識4, 6-ジアリールピリジノン誘導体を合成し、正常マウスを用いた生体内分布評価を行ったところ、適度な血中滞留性と正常組織からの速やかな消失が確認された。従って、本研究課題にて開発した新規4, 6-ジアリールピリジノン誘導体は、Survivinを標的とした腫瘍イメージング剤としての可能性が示された。
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