研究課題
若手研究(B)
前立腺癌に対する放射線治療には外照射、低線量率・高線量率組織内照射など多岐に亘る方法がありそれらの至適線量も不明である。研究代表者が考案したリスク分類法(Prostate Cancer Risk Index (PRIX))により、前立腺癌を個々の再発リスクに応じて分類し、それぞれのリスク群に対して適した放射線治療法や線量を求めた。外照射例においては PRIX 0 では線量増加は不要で、PRIX 1-6 においては線量増加の必要性が示された。組織内照射では PRIX 0 は低線量率・高線量率ともに良好な成績が得られ、PRIX 1-6 においては高線量率組織内照射で良好な治療成績が得られることを示し、寡分割照射による生物学的等価線量の増加が治療成績向上に寄与することを示した。これらの成果を基に、低線量率組織内照射のPRIX 1 群への適応拡大、サイバーナイフ定位照射、寡分割強度変調放射線治療の臨床試験を開始予定である。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (12件) 図書 (4件) 備考 (1件)
J Radiat Res
巻: 54 ページ: 113-125
Int J Radiat Oncol Biol Phys
巻: 82 ページ: 1715-1722
巻: 80 ページ: 469-475
巻: 51 ページ: 543-552
Int J Clin Oncol
巻: 14 ページ: 525-528
巻: 75 ページ: 1003-1007
Strahlenther Onkol
巻: 185 ページ: 446-452
巻: 14 ページ: 31-36
http://www.radonc.med.osaka-u.ac.jp/