研究課題
若手研究(B)
近年、多くの腫瘍で幹細胞様の挙動を示す「がん幹細胞」の存在が明らかになってきた。本研究の目的は、神経膠芽腫における「がん幹細胞」を同定し、放射線感受性ならびにその特性を明らかにすることである。その結果、腫瘍細胞の培養環境の変化により一部の細胞群が「がん幹細胞」に特徴的な様相を示すこと、それらの細胞群は放射線に対して抵抗性であることが示された。また、これらの細胞群はX線よりも重粒子線に対しては感受性が高かったことも示された。
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