研究課題
若手研究(B)
脂肪肝モデルラットを用いて、部分肝移植を行い、抗血栓作用の他に、抗炎症作用、抗アポトーシス作用のあるAPCやTMを投与して脂肪肝過小グラフトの生着向上が証明されつつある。また、細胞レベルでの、固有の生物活性(抗血栓、抗炎症、アポトーシス制御、血管新生制御作用など)の探索では、APCとTMの有用性が明らかとなりつつある。肝移植モデルのほかに、肝移植に近い肝大量切除後の虚血再還流モデルを作成し、移植モデルと同様な微小循環障害のメカニズムの解明に努めている。現段階ではAPC投与群では生存率は向上し、肝類同内皮障害の軽減と肝細胞実質障害の軽減を認めるところまでは突き止めている。
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Liver Transpl
巻: 18 (11) ページ: 1361-70
World Journal of Surgery
巻: 36(5) ページ: 1102-11