研究概要 |
私の開発した新規CRAdsのバックボーンはADPを高発現し、より高い抗腫瘍効果をあげる事の出来るのみならず、CRAdsの増殖をDynamicにかつ非侵襲的にイメージングすることができる。現在まで、COX2 promoterで増殖を制限されたimaging CRAdsが微小な腹膜播種を検出することが可能なこと、抗癌剤の治療効果をimaginすることが可能であることを報告してきた。今回、我々はUSAのUniversity of Alabama at BirminghamのDr.CurielからCXCR4 promoterを分与され、CXCR4 imaging CRAdsの作製を試みてきた。しかし、homologous recombinationの段階で、新規CRAdsのバックボーンとCXCR4 shuttleとの間でのhomorogous recombinationで問題が生じ、ウィルスを精製することができなかった。そこで、University of MinnesotaのDr.Yamamoto、Dr.Davydovaが2011年度の日本遺伝子治療学会年次学術集会に参加するために来日された際にMeetingを行い、共同でCXCR4 imaging CRAdsを作製することとした。その結果、年度末にCXCR4 imaging CRAdsを作製することに成功する事ができた。一旦ここで研究を終了し、今後はこのCXCR4 Imaging CRAdsを用いてin vitro,in vivoで研究を引き続き行っていきたい。
|