研究課題
若手研究(B)
本研究では、直腸温18度の循環停止下に行った大動脈手術後に発生する一時的脳合併症の発生率とそれに関連する遺伝子発現変化を脳高次機能テストとマイクロアレイ法を用いて行った。術後脳高次機能障害の発生率は60%であった。術前後の血液サンプルを用いたマイクロアレイによる解析では、高次機能障害の有無によって区別された2群間比較において、炎症反応、免疫反応に関連する遺伝子の発現変化に差異を認め、これらが術後脳高次機能障害に関連していることが示唆された。
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