研究課題
若手研究(B)
嗅球から大脳への皮質投射経路が障害を受けた場合の神経回路再生を明らかとするため、外側嗅索の傷害実験を行い、ラットの外側嗅索の障害では生後2日のラットでは外側嗅索切断後も嗅覚機能が回復することが明らかとなった。一方生後12週の成獣ラットでは外側嗅索切断後、嗅覚機能は回復しなかった。また、嗅覚機能の回復は生後7日から14日までの間の障害であれば再生すると考えられた。これらのことより、新生児ラットでは脳の可塑性が存在し、障害を受けた神経回路の再生が起こり、機能も維持できることが明らかとなった。
すべて 2011 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
Brain Research 1267巻
ページ: 50-57