研究課題
若手研究(B)
自然再生しない脳(神経)組織のダメージに対して、神経幹細胞移植を施すことで組織の修復が期待される。本研究は(1)細胞源として皮膚由来幹細胞のポテンシャル、(2)神経分化に関わる因子の制御などについて明らかにし、再生治療効果の向上と安定化を目的とした。皮膚由来幹細胞は神経分化能を有することを確認した。単離から移植にいたるまでに細胞に対する遺伝子操作は一切必要ないところに利点があった。神経分化誘導因子は細胞内シグナルであり、細胞障害性が少なく細胞内導入することが移植細胞には求められる。そこで膜貫通タンパクを用いた手法でシグナルを制御するようペプチドを設計した。今回、再生医療の一手法として皮膚細胞の活用と神経分化誘導ペプチドの利用が有用と考えられた。
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