研究課題
若手研究(B)
非脱分極性筋弛緩薬であるベクロニウム、ロクロニウムの細胞取り込み機構に関する研究を行った。肝細胞のモデルとして使用される培養細胞のHepG2を使用し、Organic Cation Transporter1の代表的な基質であるMPPを放射性同位元素でラベルしたものを使用し、MPPに対する阻害作用として評価した。ベクロニウム、ロクロニウムともMPPに対する取り込み阻害作用があり、共通の経路を介していることが示唆された。遺伝子多型による取り込み変化の有無の確認が今後の課題である。