研究課題
若手研究(B)
アディポカインであるレプチンがマクロファージに作用し、ケモカインであるマクロファージ炎症性タンパク質(MIPs)の発現を増加させた。MIPsは傷害後の末梢神経においても発現増加しており、MIPシグナルを阻害すると神経障害性疼痛ならびに神経炎症が抑制された。さらにMIPの発現増加にはプロモーター領域におけるヒストンアセチル化が関与することを見出した。結論として、アディポカインはヒストン修飾などのエピジェネティクス調節を介して炎症性細胞におけるケモカイン発現を増加させ、神経障害性疼痛の形成に重要な役割を果たすことが明らかとなった。
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