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2009 年度 実績報告書

前立腺癌の神経周囲浸潤の責任分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 21791483
研究機関弘前大学

研究代表者

岡本 亜希子  弘前大学, 大学院・医学研究科, 客員研究員 (60436037)

キーワード前立腺癌 / 神経浸潤 / 接着因子
研究概要

前立腺癌は神経に沿って進展して被膜外浸潤すると考えられており、perineural invasion(PNI)は前立腺癌の播種に関して最も重要なメカニズムである。前立腺癌細胞と神経細胞の接着は前立腺癌進展のgate wayと考えられているものの、その分子機構は解明されていない。本研究では、PNIに関与する前立腺癌細胞側および神経細胞側の責任分子を同定することを目的として、両細胞の共培養によって培養液中に分泌されるタンパク質のプロテオミクス解析と細胞表面分子のphage displayの二つの方法でから責任分子を同定するという方法で解析を進めている。
H21年度の計画
1前立腺癌細胞株とSchwann細胞を共培養し培養液中に分泌されるタンパク質をプロテインチップで検索する。
<研究の成果>
前立腺癌細胞とヒトSchwann細胞(ScienCell^<TM>)を発注中であるが、ドナーの確保が出来ず未納状態のため、予備実験としてラット神経細胞株PC12を用いて検討を行っている。前立腺癌細胞LNCaP,PC-3,Du-145の3株とPC12細胞の培養上製を用いてprotein profilingの検索を試みている。また、LNCaP,PC-3,Du-145とPC12のマトリゲル含RPMI-1640培地での生着条件について検討中である。
2前立腺癌細胞株とSchwann細胞を共培養した場合の膜結合型タンパク質の変化をphage display random library法で検索する。
<研究の成果>
共培養の条件検討中であり、条件設定後にphage display random library法で検索する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 前立腺全摘標本における腫瘍体積と再発率との関係2010

    • 著者名/発表者名
      橋本安弘、岡本亜希子, 他
    • 雑誌名

      泌尿器科紀要 56

      ページ: 91-94

    • 査読あり
  • [学会発表] 内視鏡下小切開前立腺全摘除術における直腸損傷の検討2009

    • 著者名/発表者名
      岩渕郁哉、岡本亜希子, 他
    • 学会等名
      第74回日本泌尿器科学会東部総会
    • 発表場所
      松本市
    • 年月日
      20091028-20091030

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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