研究概要 |
2009,2010年度は正常ラットに対し視床下核脳深部刺激(STN-DBS)を行い、排尿反射が抑制されること、視床下核神経活動は20Hz付近でのパワーが上昇することを示した。線条体カテコラミンは刺激前後で有意な変化を認めなかった。2010,2011年度はパーキンソン病モデルラットを作成し、同様の実験を行った。STN-DBSにより排尿反射が抑制され、視床下核神経活動は全周波数帯でパワーが減少した。線条体カテコラミンは刺激後にDOPACが有意に低下した。STN-DBSの効果は正常とパーキンソン病モデルラットで異なることを示した。
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