研究概要 |
1.IOSEおよびOECにおけるゴナドトロピン受容体発現の確認 IOSEおよびOECにおけるゴナドトロピン受容体の発現をmRNAレベルおよびタンパク質レベルで確認した。FSH受容体、LH受容体の発現をmRNAレベルに関してはRT-PCRおよびNorthern blot法にて、蛋白レベルに関してはWestern blot法または125-Iを用いた結合実験にて観察した。IOSE-29(IOSE)、OVCAR3(OSE)においてはFSH受容体、LH受容体発現がmRNAレベル、蛋白レベルで確認されたが、SKOV-3(OSE)においてはFSH受容体、LH受容体ともに発現レベルは非常に低かった。 2.IOSEにおけるERKシグナル伝達経路の活性化の確認 IOSE-29におけるFSHおよびhCG刺激によるp-44ERKのリン酸化を抗リン酸化ERK抗体を用いたWestern blotにて評価した。添加するFSH, hCGの用量依存的なERKのリン酸化増強が確認された。 3.シグナル伝達経路の解明 MEK阻害薬であるU0126の存在下、ERKのリン酸化は抑制された。
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