研究課題
若手研究(B)
N-アセチルグルコサミン転移酵素V(GnT-V)はヒト胎盤では妊娠初期の絨毛外栄養膜細胞(extravillous trophoblast,EVT)に発現するが、EVTにおけるGnT-V発現調整に関与する因子を、EVT細胞株を用いた実験により検索した。脱落膜培養上清添加により低下し、サイトカイン添加による検討の結果、TGF-βによってGnT-V発現が抑制されることがわかった。酸素条件では低酸素下培養によりGnT-Vの発現は増強した。GnT-Vはintegrinα5β1の糖鎖修飾を介して浸潤能を調節するが、GnT-V shRNA導入株ではフィブロネクチン刺激によりFAKのリン酸化が抑制された。妊娠高血圧症患者の胎盤における発現は、正常胎盤と比べて免疫組織染色およびWestern blotでは差は認めなかった。
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