研究課題
若手研究(B)
我々は卵巣癌腹膜播種に重要な役割を果たしている接着因子インテグリンα5に着目して、その転写発現を制御するマイクロRNAを検討し、候補マイクロRNAとして、hsa-mir-92aを選び出した。卵巣癌細胞株におけるhsa-mir-92aの発現を検討し、インテグリンα5の蛋白レベルでの発現と逆相関の関係にあることを見出した。さらにhsa-mir-92aがインテグリンα5の転写発現を制御することにより、癌細胞の接着能、浸潤能を抑制することが判明した。即ち、hsa-mir-92aを標的とした分子治療が腹膜播種抑制に有効である可能性を提示した。
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