研究課題
若手研究(B)
聴性定常反応ASSRを用いた他覚的聴力検査は睡眠下の小児で施行されるが、ASSRに対する睡眠深度の影響は明らかにされていない。今回、ASSRの反応振幅と背景ノイズを睡眠ステージ毎に測定分析したところ、反応振幅にはステージ毎の有意差を認めなかったのに対し、背景ノイズはステージ3の深睡眠とREM睡眠で有意に低かった。結果として深睡眠やREM睡眠ではASSRのシグナルノイズ比が高値を示し、睡眠下のASSR反応閾値から聴力レベルを推定する際には、睡眠ステージの影響を考慮する必要があると考えられた。
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ASSRを用いた補充現象解析へむけて.Audiology Japan 53
ページ: 266-273