新種細菌アロイオコッカスに関する臨床研究、免疫学的研究および抗原構造解析

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21791627
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 東海大学 (2010); 札幌医科大学 (2009)
• 研究代表者: 播摩谷 敦 東海大学, 医学部, 講師 (90448605)
• 研究協力者: 藤井 暢弘 札幌医科大学, 医学部, 教授 ; 横田 伸一 札幌医科大学, 医学部, 准教授 ; 飯田 政弘 東海大学, 医学部, 教授 ; 氷見 徹夫 札幌医科大学, 医学部, 教授 ; MONTEIRO Mario A. カナダ・ゲルフ大学, 教授 ; ALAR Sharif カナダ・ゲルフ大学 ; 山口 博之 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 ; YLIKOSKI Jukka フィンランド・ヘルシンキ大学 ; MATTILA Petri フィンランド・ヘルシンキ大学 ; TARKKANEN Jussi フィンランド・ヘルシンキ大学
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 耳科学 / 中耳炎

研究概要

中耳炎に関する新種細菌アロイオコッカスについての、発育至適条件や臨床症例における頻度、ならびに本細菌に対する宿主免疫応答の詳細について、新たな事実を発見した。また、本細菌の抗原を同定、さらには抗原構造の解析を遂行し、新たな知見を得た。

研究成果

• [雑誌論文] Preliminary study of proinflammatory cytokines and chemokines in the middle ear of acute otitis media due to Alloiococcus otitidis. (2009)
  • 著者名/発表者名: Harimaya A, Fujii N, Himi T.
  • 雑誌名: Int J Pediatr Otorhinolaryngol 73 ページ: 677-680
  • 査読あり
• [雑誌論文] Thymic stromal lymphopoietin enhances tight-junction barrier function of human nasal epithelial cells. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kamekura R, Kojima T, Koizumi JI, Ogasawara N, Kurose M, Go M, Harimaya A, Murata M, Tanaka S, Chiba H, Himi T, Sawada N.
  • 雑誌名: Cell Tissue Res 338 ページ: 283-293
  • 査読あり
• [雑誌論文] Impact of anaerobic and oligotrophic conditions on survival of Alloiococcus otitidis, implicated as a cause of otitis media.
  • 著者名/発表者名: Matsuo J, Harimaya A, Fukumoto T, Nakamura S, Yoshida M, Takahashi K, Iida M, Fujii N, Yamaguchi H.
  • 雑誌名: J Infect Chemother 印刷中
  • 査読あり
• [学会発表] 中耳炎好発児におけるアデノイド手術前後の鼻咽腔細菌叢動態に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦、新谷朋子、氷見徹夫、濱田昌史、小田桐恭子、関口美也子、塚原桃子、飯田政弘
  • 学会等名: 第20回日本耳科学会総会・学術講演会
  • 発表場所: 松山市
  • 年月日: 20101007-20101009
• [学会発表] 小児中耳炎の新たな原因菌と考えられるAlloiococcus otitidisの生存性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 福元達也、播摩谷敦、松尾淳司、鈴木春樹、清水力、松野一彦、飯田政弘、藤井暢弘、山口博之
  • 学会等名: 第57回日本臨床検査医学会学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100909-20100912
• [学会発表] Alloiococcus otitidis induces interleukin-8 via NF-kappaB, p38 mitogen-activated protein kinase and extracellular signal-regulated kinase 1/2 pathways in human cells. (2010)
  • 著者名/発表者名: Harimaya A, Fujii N, Himi T, Iida M.
  • 学会等名: 13th Korea-Japan Joint Meeting of Otorhinolaryngology=Head and Neck Surgery.
  • 発表場所: Seoul, Korea.
  • 年月日: 20100909-20100911
• [学会発表] 小児中耳炎の新たな原因菌と考えられるAlloiococcus otitidisの生存性を規定する要因に関する基礎的な検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 福元達也、播摩谷敦、松尾淳司、秋沢宏次、清水力、飯田政弘、藤井暢弘、山口博之
  • 学会等名: 第84回日本感染症学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20100405-20100406
• [学会発表] 小児中耳炎の新種細菌に関する話題について (2010)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦
  • 学会等名: 川崎市耳鼻咽喉科医会
  • 発表場所: 川崎市
  • 年月日: 2010-12-18
• [学会発表] 新種中耳起炎菌アロイオコッカスの至適発育条件に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦
  • 学会等名: 感染症治療フォーラム
  • 発表場所: 伊勢原市
  • 年月日: 2010-09-02
• [学会発表] 反復性中耳炎小児におけるアデノイド切除前後の鼻咽腔細菌叢の動態について (2010)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦、新谷朋子、濱田昌史、小田桐恭子、関口美也子、塚原桃子、飯田政弘
  • 学会等名: 日本耳鼻咽喉科学会神奈川県地方部会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] 新種細菌アロイオコッカスの中耳炎における臨床的意義について (2010)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦
  • 学会等名: 第73回相武耳鼻科研究会
  • 発表場所: 厚木市
  • 年月日: 2010-04-17
• [学会発表] 新種細菌アロイオコッカスの中耳炎における臨床的意義について (2009)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦
  • 学会等名: URIEM
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20090822-20090823
• [学会発表] 新種細菌Alloiococcus otitidis菌体成分に対する抗体の検出、ならびに多糖体抗原の構造解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 播摩谷敦、Mario A Monteiro、横田伸一、氷見徹夫、藤井暢弘
  • 学会等名: 第110回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20090514-20090516
• [産業財産権] Novel polysaccharide immunogens from Alloiococcus otitidis and synthesis of a glycoconjugate vaccine thereof. (2009)
  • 発明者名: Montero MA, Arar S, Harimaya A
  • 権利者名: Montero MA, Arar S, Harimaya A
  • 産業財産権番号: PCT,CA2008/001594
  • 取得年月日: 2009-03-19
  • 外国