1) in vivo electroporation法による遺伝子導入 我々はSCCVII担癌マウスの腫瘍にin vivo electroporation法を用いてLL-21、IL-23、IL-27発現遺伝子であるpGEG.mIL-21、pGEG.mIL-23、pGEG.mIL-27を遺伝子導入し、抗腫瘍効果を検討したところ、IL-21、IL-27遺伝子導入群で抗腫瘍効果が認められた。 2) electrochemotherapyとの併用による相乗効果の検討 さらにpGEG.mIL-21、pGEG.mIL-27遺伝子導入とCDDPによるelectrochemotherapyとの併用により相乗的にSCCVIIの増殖を抑制できた。 3) CTL・NK細胞の細胞傷害活性の検討 IL-21遺伝子治療ではCTL・NK細胞の細胞障害活性が増強され、IL-27遺伝子治療ではNK細胞の細胞傷害活性が増強されたが、CDDPとの併用によりそれらの増強作用は影響されなかった。
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