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2010 年度 研究成果報告書

炎症性疾患におけるメディエータとステロイドの相互作用の解明と臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21791767
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 救急医学
研究機関山口大学

研究代表者

宮内 崇  山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (40380000)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
キーワード副腎皮質 / コルチゾル / MIF / 敗血症
研究概要

集中治療室に入室する重症患者の予後不良因子として副腎皮質機能が考えられている。副腎皮質機能は炎症を制御するためにコルチゾルを分泌、調節している器官であり、その機能が低下した場合は炎症反応が過剰になり予後不良となるといわれる。コルチゾルの抗炎症効果をコントロールしているといわれるメディエータとしてmacrophage migration inhibitory factor(MIF)がある。コルチゾルとMIFが相互に作用して炎症反応のバランスを維持することが重要であると考え、重症感染症を対象として本研究を行った。その結果、副腎皮質機能が低下している群では低下していない群と比較してMIFが有意に高値であることが分かった。ACTH(adrenocorticotropic hormone)を投与した場合の副腎皮質からのコルチゾル産生能はMIFが高値であるほど低下していることが分かった。MIFが高いほど臓器不全スコアが高くなることが分かった。以上のことから、MIFは副腎皮質機能と関連があり、臨床的重症度を反映するメディエータであることが示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Serum macrophage migration inhibitory factor reflects adrenal function in the hypothalamo-pituitary-adrenal axis of septic patients: an observational study2009

    • 著者名/発表者名
      宮内崇、鶴田良介、藤田基、金子唯、笠岡俊志、前川剛志
    • 雑誌名

      BMC Infectious Diseases 9

      ページ: 209

    • 査読あり
  • [学会発表] 副腎皮質機能低下を合併するSIRS症例の特徴とその予後の検討2011

    • 学会等名
      第38回日本集中治療医学会学術集会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20110224-20110226

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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