研究課題
若手研究(B)
本研究ではニードルレス注入口を組み込んだ閉鎖式輸液システム(以下PNSC)の注入口に保護キャップを装着し、輸液汚染軽減効果を開放型輸液システムと比較した。対象はICUで48時間以上輸液管理をした成人患者とし、キャップ付PNSCを使用する(閉鎖群)と三方活栓を組み込んだ開放式輸液システムを使用する群(開放群)に無作為に振り分け、輸液汚染率を比較した。輸液汚染率は閉鎖群(n=151)で1.3%、開放群(n=179)で6.2%と閉鎖群で有意に低かった(p=0.04)。PNSCの側注口に保護キャップを装着することで、側注口表面の細菌汚染を防止し、輸液汚染率を軽減できることが示唆された。
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Am J Infect Control
ページ: 1-5