頭頚部の血管奇形20患者にMRIを施行した。19症例は手術を行い、病理医によって血管奇形の診断および組織学的分類を行った。1例は血管造影により診断した。Dynamic MRI(DCE-MRI)によってtime-signal intensity curves(TICs)を求めた。MRIの所見と血管奇形の組織型とを比較し、評価した。動脈を含むhigh-flow lesionのTICsは急増型の増強効果を示した。18例中15例のlow-flow lesionのTICsは漸増型で、他3例は急増型を示した。今回の結果からDCE-MRIによって血管奇形の組織型を非侵襲的に評価することができ、臨床的に意義のある結果となった。
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