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2010 年度 実績報告書

スタチンとMTAの併用による歯牙と歯周組織の再生作用

研究課題

研究課題/領域番号 21791862
研究機関奥羽大学

研究代表者

前田 豊信  奥羽大学, 歯学部, 助教 (10382756)

キーワードMTA / セメント芽細胞 / 骨芽細胞 / 再生 / スタチン / 分化制御 / PI3K / Akt
研究概要

スタチンとMTAの石灰化促進シグナル伝達経路の解明行うために以下を行った。
1)スタチンの間葉系細胞分化における、メバロン酸代謝経路の関与.
スタチンの分化促進は、メバロン酸代謝産物によって抑制を受けた。
特にメバロン酸、ゲラニルゲラニル2リン酸が顕著な抑制を示した。しかし、ファルネシルピロリン酸は全く抑制の効果を表さなかった。このことは、これらの下流である、RasやRhoのプレニレーションにも表れていた。
2)MTAの間葉系細胞分化における細胞内シグナル伝達経路の解析.
MTAの添加によって引き起こされる、分化・石灰化のマーカーは、スタチンのそれとは異なり、メバロン酸経路を仲介したものではなかった。
そこで、MTA添加による、細胞内シグナルの変化を、各種インヒビターによって検討した。その結果、p38やJNK経路をMTAが活性化する可能性が強まった。現在は、これらが単なるアルカリによるものでないことを、対照を用いて検討すると同時に、ウエスタンブロット法およびELISAにより解析中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Leptin stimulates fibroblast growth factor 23 expression in bone and suppresaes renal lalpha, 25-dihydroxyvitamin D(3) synthesis in leptin-deficient ob/ob mice.2010

    • 著者名/発表者名
      Tsuji K
    • 雑誌名

      J Bone Miner Res

      巻: 25 ページ: 1711-1723

    • 査読あり
  • [学会発表] ST2細胞においてSimvastatinは骨分化を促進し、脂肪分化を抑制する2010

    • 著者名/発表者名
      前田豊信
    • 学会等名
      日本結合組織学会
    • 発表場所
      アルヴェ(秋田市)
    • 年月日
      2010-08-19
  • [学会発表] 逆根管充填材としてのMTAの封鎖性に血液が及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      山崎信夫
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2010年度春季学術大会
    • 発表場所
      崇城大学(熊本市)
    • 年月日
      2010-06-04
  • [学会発表] レプチンは骨のFGF23合成を促進して腎臓でのビタミンDの活性化を抑制する2010

    • 著者名/発表者名
      前田豊信
    • 学会等名
      日本生化学会 東北支部会
    • 発表場所
      コラッセふくしま(福島市)
    • 年月日
      2010-05-08

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公開日: 2012-07-19  

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