• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

スタチンとMTAの併用による歯牙と歯周組織の再生作用

研究課題

研究課題/領域番号 21791862
研究機関奥羽大学

研究代表者

前田 豊信  奥羽大学, 歯学部, 助教 (10382756)

キーワードMTAセメント / スタチン / 石灰化 / メバロン酸 / 骨芽細胞 / Rho
研究概要

MTAの石灰化促進シグナル伝達経路の解明のために以下の手法を用いた。
i)骨芽細胞、未分化間葉系細胞へのMTA単独添加による分化マーカー、および石灰化能への影響。
qRT-PCRにより各種分化マーカーを検討した。
このデーターを元に、各種タンパク質・酵素活性を測定した。
本結果は、現在、論文発表を行う予定で、現在追加実験中である。
ii)MTAとスタチンとの併用による、石灰化作用。
はじめに、分化の初期段階からMTAとスタチンを併用し、分化程度について検討を行った。
その結果は、MTAの「初期分化誘導能」によって増殖が起こらず、結果として有意な差は確認できなかった。他方、本研究によって、スタチンの石灰化は、以前提唱されていたような分化初期への影響ではなく、分化後期に強く影響を及ぼすことが判明した。
これらから、現在、それぞれを作用させるステージを検討しながら、再生医学へ応用可能なモデルを開拓中である。
iii)硬化MTAが細胞接着に与える影響。
MTAはコロイド状のものと硬化したものでは、細胞への分化・石灰化に与える影響が異なる。このことを、形態的・機能的に解析を行った。さらに、他の歯科材料も含め検索を行った。
この結果の一部は、日本保存学会にて発表を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 酸化チタン含有試作合成MTAセメントによるMC3T3-E1細胞の分化促進作用2011

    • 著者名/発表者名
      今井啓全
    • 学会等名
      日本歯科保存学会平成23年度春季学術大会
    • 発表場所
      大阪市(大阪国際交流センター)
    • 年月日
      2011-10-20
  • [学会発表] オステオネクチンノックアウトマウスの肺における遺伝子発現のプロファイル2011

    • 著者名/発表者名
      加藤靖正
    • 学会等名
      第53回歯科基礎医学会
    • 発表場所
      岐阜市(長良川国際会議場)
    • 年月日
      2011-10-02
  • [学会発表] 各種試作合成MTAセメントによる培養細胞に及ぼす影響2011

    • 著者名/発表者名
      今井啓全
    • 学会等名
      日本歯科保存学会平成23年度春季学術大会
    • 発表場所
      浦安市(東京ベイ舞浜ホテル)
    • 年月日
      2011-06-10

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi