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2009 年度 実績報告書

頭頚部痛患者に対する学際的な診断システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 21791886
研究機関新潟大学

研究代表者

昆 はるか  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40447636)

キーワード頭頸部痛 / 顎関節症 / 頭部運動
研究概要

本研究の目的は顎関節症患者,及び頸堆症等の整形外科疾患患者における頭部運動動態や筋電図波形の特徴を明らかにすることにより,顎関節症と頸堆症等の他疾患を鑑別する低侵襲で簡便な検査方法を確立することである。
今年度は,データ収集に重きを置きつつ,これまで収集したデータを解析し,日本顎口腔機能学会第42回学術大会と日本補綴歯科学会第118回学術大会にて学会発表を行った。解析方法も,これまでの運動動態の分析のみでなく,時系列分析を新たに行い,健常者と顎関節症III型の患者では異なる様相を示すことを明らかにした。具体的には,健常者においては,下顎開閉口運動の開始時点では,下顎運動が先行する割合が高く,その後頭部運動が先行する運動の割合が高くなるのに対し,顎関節症皿型の患者では,運動の進行との明確な関連が認められないことを明らかにした。これらに頸部痛患者のデータ結果を付き合わせ,今後は運動の進行に伴う,頭部と下顎の運動がどのように変化するかを明らかにし,診断に役立てることを目標としている。
一方,データ収集においては,健常被験者の選定について学会にて示唆を受けたことから,新たなデータ収集を行った。顎関節症III型患者,頸部痛患者のデータ収集も適宜行っている。その際新たに筋電図と頭部運動の同時記録が可能になったことから,これらのデータを収集している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 下顎開閉口運動時に観察された復位性関節円板転位症例における頭部運動の時系列分析2009

    • 著者名/発表者名
      昆はるか, 野村修一, 櫻井直樹, 他.
    • 学会等名
      日本補綴歯科学会第118回学術大会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2009-06-06
  • [学会発表] 復位性関節円板転位症例における下顎開閉口運動時頭部運動開始点の経試行的変化について2009

    • 著者名/発表者名
      昆はるか, 野村修一, 櫻井直樹, 他.
    • 学会等名
      日本顎口腔機能学会第42回学術大会
    • 発表場所
      新潟市
    • 年月日
      2009-04-12

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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