研究概要 |
本年度は,材料と細胞の関係について実験成果を学会発表行った.以下,研究の目的に挙げた項目別に成果を記載する. 1.「市販ティッシュコンディショナーの理工学的性質の解析」について、本教室に現有する粘度計に温度調節機能を可能にする装置を本研究費で購入し、カスタムすることに成功し、市販ティッシュコンディショナーの温度依存性粘度測定が可能になった. 2.「市販ティッシュコンディショナーの構成成分溶出についての検討」について,市販ティッシュコンディショナーの溶出成分の細胞毒性について成果をえたので、下記学会にて発表行った. 3.「構成成分溶出量のコントロール」について,本研究室に主有するHPLCにて,市販ティッシュコンディショナーの溶出成分の同定と定量をおこなった.結果は,学会発表予定. 4.「治癒促進物質と溶出成分(可塑剤+アルコール)との調合についての検討」について,試作ティッシュコンディショナーに配合する治癒促進物質の検討として,論文検索や,学会参加等で情報収集を行った.今年度は,FGFに焦点を絞って,研究を進める予定である. 5.「試作ティッシュコンディショナーの理工学的性質および機能的効果の検討」について,本研究の最終段階であり,基礎的データーの収集を行っている現状である. まとめ,現在のところ予定した研究内容よりやや遅れ気味に研究が進行している.今後,現在行っている,実験データーをまとめて,学会発表および論文発表を行っていく.試作ティッシュコンディショナーの実験に進む予定である.
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