研究概要 |
研究成果の要点: 市販ティッシュコンディショナーに関する基礎的データの収集が完了し,学会発表等行った。結果,市販ティッシュコンディショナーは種類によって,機械的性質も異なり,構成成分の違いから,溶出成分や溶出量も異なり,それが原因で細胞毒性に関しても異なっていた.このことより,現存の市販ティッシュコンディショナーは,一般に一括りとされ使用されているが,症例の期待する結果によって種類を選び使い分ける必要性が示唆された.また,現存の市販ティッシュコンディショナーはまだまだ改良の予知があることがわかった. 以下に,研究の目的に挙げた項目別に成果を記載する. 1.「市販ティッシュコンディショナーの理工学的性質の解析」について、本教室に現有する粘度計で市販ティッシュコンディショナーの機械的性質の結果を得たため,下記学会にて発表を行った. 2.「市販ティッシュコンディショナーの構成成分溶出についての検討」について,市販ティッシュコンディショナーの溶出成分の細胞毒性について成果をえたので、下記学会にて発表行った. 3.「構成成分溶出量のコントロール」について,本研究室に主有するHPLCにて,市販ティッシュコンディショナーの溶出成分の同定と定量をおこなった.結果は,学会発表予定. 4.「治癒促進物質と溶出成分(可塑剤+アルコール)との調合についての検討」について,治癒促進物質をFGFに絞って,ティッシュコンディショナー試作を行った.今後,試作材の検討を進める予定. 5.「試作ティッシュコンディショナーの理工学的性質および機能的効果の検討」について,本研究の最終段階であり,基礎的データーの収集を行っている.今後発表予定.
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