咬合性外傷モデルマウスを用いたケモカイン発現と顎骨吸収との相関関係

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21791927
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 補綴系歯学
• 研究機関: 福岡医療短期大学 (2010-2011); 福岡歯科大学 (2009)
• 研究代表者: 後藤 加寿子 福岡医療短期大学, 歯科衛生学科, 准教授 (60389418)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: ケモカイン / 咬合性外傷 / メカニカルストレス / CCL2 / CCL3 / CCL5 / 歯槽骨吸収 / 破骨細胞

研究概要

本研究は(1)マウス及びラットを用いて臼歯に過剰な咬合力が加わるin vivo咬合性外傷モデルを確立して歯槽骨及び歯周組織における形態的、免疫化学的な解析を骨リモデリングに関連する調節因子、特に歯槽骨の吸収促進因子の探索(2)ヒト抜去歯より歯根膜細胞を単離しin vitro過剰機械的伸展刺激モデルを用いてin vivoマウスモデルで明らかになった歯槽骨吸収促進因子の探索とそのシグナル伝達について解析(3)遺伝子改変モデルマウスを用いこの吸収促進因子及びその受容体KOマウスを用いてこの咬合性外傷におけるケモカインの重要性を確立した。

研究成果

• [雑誌論文] Hyperocclusion stimulated osteoclastogenesis via CCL2 expression (2011)
  • 著者名/発表者名: Goto-T K, Kajiya H, Nemoto T, Tsutumi T, Tsuzuki T, Sato H, Okabe K
  • 雑誌名: J Dent Res 巻: 90 ページ: 793-798
  • 査読あり
• [雑誌論文] RANKL-induced TRPV2 expression regulates osteoclastogenesis via calcium oscillations (2010)
  • 著者名/発表者名: Kajiya H, Okamoto F, Nemoto T, Kimachi K, Goto-T K, Nakayana S, Okabe K
  • 雑誌名: Cell Calcium 巻: 48 ページ: 260-269
  • 査読あり
• [学会発表] Hyper-occlusion Stimulated Osteoclast Recruitment Through Chemokines Expression (2010)
  • 著者名/発表者名: 後藤加寿子
  • 学会等名: 第33回アメリカ骨代謝学会(ASBMR)
  • 発表場所: カナダ(トロント)
  • 年月日: 2010-10-17
• [学会発表] 咬合性外傷モデルにおける歯槽骨吸収とケモカインの動態 (2009)
  • 著者名/発表者名: 後藤加寿子
  • 学会等名: 第27回日本骨代謝学会学術集会
  • 発表場所: 大阪国際会議場
  • 年月日: 2009-07-24