歯牙を失った後の欠損部の修復に、インプラント治療は予知性のある治療法である。欠損部には骨が不足することが多く、侵襲の少ない骨再生誘導法の開発が求められている。本研究では、細胞外に存在するタンパク質G11(von Willebrand factor C domain containing 2, Vwc2)により、骨欠損部に骨を回復する可能性を検証した。結果として、骨様組織の添加量の差は不明であったが、添加の仕方に違いを認めた。G11により異所性に骨を添加できる可能性があるため、タンパク量や投与方法によっては効果的な骨再生誘導の可能性が示唆された。
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