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2009 年度 実績報告書

プラチナナノコロイドの抗菌蛋白質発現について

研究課題

研究課題/領域番号 21791946
研究機関北海道医療大学

研究代表者

長野 二三  北海道医療大学, 歯学部, 助教 (10534448)

キーワードナノ材料 / タンパク質 / 抗菌性 / 口腔組織
研究概要

本研究の目的は、プラチナナノコロイド(以下CPN)をヒト口腔組織の細胞に投与し、抗菌蛋白質の発現について調べることである。平成21年度の計画は、(1)所属研究室の細胞培養ラボ立ち上げを行い、初代培養歯肉細胞(GF)、歯髄細胞(PF)、ヒト咽頭癌細胞(KBcell)の培養を始めること。(2)上記細胞へのCPNの最適投与濃度・時間をMTT assayによって決定すること。(3)CPNの最適濃度が決定されたら、抗菌蛋白質発現を調べる前に、CPN投与によりどのような分子機構が活性化されるかウェスタンブロット法にて調べる。以上であった。
(1)の所属研究室の細胞培養ラボの立ち上げは予想以上に時間を要したが、ほぼ完成した。(2)のプラチナナノコロイドの最適投与濃度・時間の決定については、研究を円滑に進めるために、共同研究者であるProf. Dr. Denis Selimovicの所属するUniversity of Strasbourg, INSERM Unite 977のラボへ申請者が出向し、alamarBlueによる細胞増殖アッセイを行った。CPNは、保護材がポリアクリル酸ナトリウムであるPAA-Ptと、クエン酸ナトリウムであるC-Ptの2種類を用いた。1%PAA-Pt含有培地、10%PAA-Pt含有培地、1%C-Pt含有培地、10%C-Pt含有培地を用意し、GF、PF、KB cellを各々につき12,24,48,72時間培養し、alamarBlueの還元率を測定した。結果、全ての細胞において、PAA-Pt,C-Ptの両CPNにつき、濃度の差に関わらず、時間の経過と共に還元率の上昇が確認された。(3)は次年度検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Two-kinds of Colloidal-Platinum-Nanoparticles improve the resin/dentin bond-strength using 4-META/MMA-TBB.2009

    • 著者名/発表者名
      F.NAGANO, 他10名
    • 学会等名
      IADR Continental European Division
    • 発表場所
      Gasteig Convention Center Munich(ドイツ)
    • 年月日
      2009-09-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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