研究課題
若手研究(B)
本研究では分子標的薬の口腔癌治療への応用を目指した。まず、ヒト口腔癌細胞を用いて分子標的薬の標的分子の発現を検索したところ、ABL1の発現亢進が全ての細胞株に共通して認められた。つづいて、口腔扁平上皮癌組織を用いてABL1を標的とするイマチニブおよびニロチニブに対する感受性を評価したところ、ニロチニブに対する感受性が認められた。以上より、感受性診断によってニロチニブは口腔癌治療に応用可能であることが示された。
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日本口腔外科学会雑誌 第57巻
ページ: 74-77