片頭痛発生メカニズム、脳血管障害急性期の病態進行に深く関与しているとされているCortical spreading depression(CSD)発生に対してプロポフォール、デクスメデトミジンがどのような作用を及ぼすかについて、CSDラットモデルを用いて検討した。コントロールとしてCSDを抑制するといわれているイソフルレン、CSDを抑制しないといわれているペントバルビタールを用いた。その結果、プロポフォールはペントバルビタールと同程度のCSD発生閾値を示し、一方、デクスメデトミジンンとイソフルランは、プロポフォール、ペントバルビタールと比較して、有意にCSD発生閾値を低下させた。
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