ゲルダナマイシンを用いた口腔癌における分子標的治療ならびに免疫療法の基礎的研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21792015
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 山田 慎一 長崎大学, 病院, 講師 (50380853)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 口腔癌 / ゲルダナマイシン / 浸潤 / 転移

研究概要

ゲルダナマイシンを用いた口腔癌における分子標的治療ならびに免疫療法の基礎的研究について行った。口腔癌の転移・浸潤に関与すると思われるα-actini-4、cortactin、CRKIIについて検討を行い、それぞれが口腔扁平上皮癌において浸潤・転移に強く関与していることが示唆され、分子標的治療のターゲット因子となりうる可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Overexpression of CRKII increases migration and invasive potential in oral squamous cell carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Yamada S, Yanamoto S, Kawasaki G, Rokutanda S, Yonezawa H, Kawakita A, Nemoto TK
  • 雑誌名: Cancer Lett 巻: 303(2) ページ: 84-91
• [雑誌論文] RNAi-mediated down-regulation of alpha-actinin-4 decreases invasion potential in oral squamous cell carcinoma (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamada S, Yanamoto S, Yoshida H, Yoshitomi I, Kawasaki G, Mizuno A, Nemoto TK
  • 雑誌名: Int J Oral Maxillofac Surg 巻: 39(1) ページ: 61-7
• [雑誌論文] Overexpression of cortactin increases invasion potential in oral squamous cell carcinoma (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamada S, Yanamoto S, Kawasaki G, Mizuno A, Nemoto TK
  • 雑誌名: Pathol Oncol Res 巻: 16(4) ページ: 523-31
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌浸潤能におけるシグナル伝達アダプター因子CRKの発現の意義(ポスター) (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田慎一, 他
  • 学会等名: 第55回(社)日本口腔外科学会総会学術集会
  • 年月日: 20101000
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌におけるEMS1/ cortactinの発現の意義(ポスター) (2009)
  • 著者名/発表者名: 山田慎一, 他
  • 学会等名: 第54回(社)日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 年月日: 20091000
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌におけるEMS1の発現の意義 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山田慎一, 他
  • 学会等名: 第63回日本口腔科学会学術集会
  • 年月日: 20090400