• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

ケモカインBRAKを指標とした頭頸部扁平上皮癌に対するテーラーメイド医療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21792037
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

小澤 重幸  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (40434394)

キーワードBRAK / ケモカイン / メチル化
研究概要

22年度に終了したBRAKのプロモーター領域の特定に基づき、メチル化及び非メチル化癌細胞群のスクリーニングをし、また、この現象が、BRAKの作用によるものであるかどうかを検討することを目的としていた。以前に、予備実験ではあるが、メチル化を受け、ゲフィチニブによってBRAKの発現が回復しない癌細胞では、ゲフィチニブはin vivoで抗腫瘍効果を示さない結果を我々は得た。一方、デシタビン腹腔投与によってBRAKのプロモーターが回復しているがん細胞においては、デシタビンで抗腫瘍効果が確認でき、さらにゲフィチニブがその効果を増強する結果を得ている。本結果が、BRAKの遺伝子発現によるものであるかどうかを検討するため、YCU-H891のBRAK強制発現細胞をウイルスベクターを用いて作製し、ヌードマウスの背部皮下に移植し確認した。結果として、BRAKを強制発現している細胞においてはin vivoにおける腫瘍増殖能が低下する結果を得た。また、22年度に明らかにしたメチル化部位については、スクリーニングに用いるためのプライマー(MSP用)を作製するためアライアンスバイオシステムズの委託サービスを用いて作製を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Human p38 delta MAP kinase mediates UV irradiation induced up-regulation of the gene expression of chemokine BRAK/CXCL14.2010

    • 著者名/発表者名
      Ozawa S, Ito S, Kato Y, Kubota E, Hata R.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun

      巻: 396(4) ページ: 1060-4

    • 査読あり
  • [学会発表] BRAK発現制御機構と口腔扁平上皮癌に対する抗腫瘍効果についての基礎的研究2010

    • 著者名/発表者名
      小澤重幸
    • 学会等名
      日本口腔外科学会総会
    • 発表場所
      幕張メッセ
    • 年月日
      2010-10-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi