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2009 年度 実績報告書

フラボン誘導体Factor-Xの生物学的活性(抗腫瘍・抗ウイルス効果)の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21792044
研究機関久留米大学

研究代表者

青木 将虎  久留米大学, 医学部, 講師 (90299404)

キーワード癌 / ウイルス / 歯学 / 薬理学
研究概要

Factor-Xはクマザサ抽出液から分離・同定された分子量330のフラボン誘導体である。従来クマザサには多くの薬理作用があることが報告されているが、近年我々はクマザサ抽出液の持つ抗ウイルス効果および抗腫瘍効果に注目し検討を行ってきた。その中で、我々の共同研究者である岐阜大学生命科学研究支援センターのチームにより、有効成分を含むFractionからFactor-Xが分離・同定された。本研究では、現在解析をすすめているFactor-Xの持つ生物学的活性のメカニズムをin vitro、さらにはin vivoにおいて明らかにすることを目的とする。同成分を用いた我々の予備的実験において、Factor-Xは単純ヘルペスウイルス(HSV)への抗ウイルス効果、更に各種癌細胞株に対する増殖抑制効果・アポトーシス増強能を持つことが示唆された。特に初年度はプライマリー正常細胞への影響、更に間質細胞へのFactor-Xの効果を検討するため、肝硬変~肝癌の病理に重要な役割を果たすHuman Hepatic Stellate cellに対する効果について検討を進め、Factor-Xの持つ生物学的活性のメカニズムを継続して解析中である。さらにはin vivo投与モデルのためのマウスによる予備的実験を行った。今後vivoにおける血中移行性を上昇さるため、Factor-X改変体についての検討を考慮中である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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