研究課題
若手研究(B)
口唇裂・口蓋裂患者における裂隙閉鎖術後の療痕組織はその強い療痕鈎縮により、上顎骨劣成長や上顎歯列弓狭窄をもたらし、その結果患者は重篤な不正咬合を呈する。一方、TGF-・のシグナル伝達因子の1つであるSmad3のノックアウトマウスでは、創傷治癒促進・療痕形成抑制が認められる。本課題は、Smad3リン酸化特異的阻害剤の創傷治癒過程にもたらす影響を試み、結果、炎症関連因子の発現低下の伴う有意な創傷閉鎖促進が認められた。
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