研究課題
若手研究(B)
本研究では、筋ジスモデルマウスCAV-3transgenic mouseを用いてマイオスタチン特異的合成二本鎖siRNA(Mst-siRNA)をアテロコラーゲンと混合し全身投与したところ、対照群に比べMst-siRNA導入群では骨格筋量の増大が認められた。また、各筋のHE染色から野生型マウスの時と同様にMst-siRNA導入群では各筋線維の肥大傾向が認められ、平均で約1.2倍に増加していた。さらに前脛骨筋の筋張力試験を行った結果、caveolin-3 transgenicmouseでは対照群に比べ、Mst-siRNAを導入すると約3倍の筋張力を示し、これは野生型マウスが示す筋張力の約53%まで回復する結果となった。以上の結果より、アテロコラーゲンを併用したマイオスタチンに対するRNAiは個体レベルでの骨格筋量の調節に有用であることが示唆された。
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Development, Growth & Differentiation 53(1)
ページ: 48-54