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2009 年度 実績報告書

上皮細胞における活性型ビタミンD3の効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21792093
研究機関北海道医療大学

研究代表者

倉重 圭史  北海道医療大学, 歯学部, 助教 (30453278)

キーワード活性型ビタミンD3 / 抗細菌性ペプチド / ディフェンシン / LL-37
研究概要

本研究では1,25-dihydroxyvitamin D3を培養上皮細胞に添加し、上皮細胞の分化の促進と抗細菌性ペプチドであるβディフェンシン(hBD)-1、2、3およびLL-37の発現変化を観察することを目的とした。
ヒト正常表皮角化細胞(HaCaT細胞)を10%FBS含有DMEMにて培養を行い、1,25-dihydroxyvitamin D3を0(無添加)、1、10、100nM添加した。その後各濃度にて、4、8、24、48、72時間培養し、Trizol Reagent (invitrogen)を用いて、スクラッパーにより採取した細胞からTotal RNAを抽出し、Oligo(dt)_<12-18>Primerを用いてRT処理しcDNAの合成を行い、Real-time RT-PCRにてhBD-1、2、3およびLL-37mRNAの定量的発現解析を実施した。
また、同様にHaCaT細胞をチャンバースライドにて培養後、Real-time RT-PCRにて発現が著明に認められた時間・濃度の条件下にて、抗hBD-1、2、3と抗LL-37のポリクローナル抗体を用いて免疫組織染色を行い、タンパクレベルでの発現を観察した。
HaCaT細胞において種々の時間や濃度でReal-time RT-PCRを行った結果、hBD-2、3、LL-37 mRNAにおいては、1,25-dihydroxyvitamin D3の添加濃度に比例し、発現が強く認められた。しかし、hBD-1 mRNAにおいては顕著な差は認められなかった。
免疫組織染色においても、hBD-3は1,25-dihydroxyvitamin D3を添加することによりチャンバースライド上にて強発現を呈するものの、hBD-1、2、LL-37では明確な染色像の差は見られなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Expression of claudin-4 and -7 in porcine gingival junctional epithelium2009

    • 著者名/発表者名
      Saitoh M, Kurashige Y, et al.
    • 雑誌名

      Med Mol Morphol. 42

      ページ: 212-215

    • 査読あり
  • [学会発表] 乳歯における突発性内部吸収症例と文献的考察2009

    • 著者名/発表者名
      倉重圭史
    • 学会等名
      第27回日本小児歯科学会北日本地方会
    • 発表場所
      石巻専修大学(宮城県)
    • 年月日
      2009-10-24

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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