研究課題
若手研究(B)
歯肉組織または末梢血に由来するCD4^+T細胞ラインの比較解析において、歯肉由来T細胞ラインではIL-17^+細胞(Th17)の割合が高いがFOXP3^+細胞(制御性T細胞)の割合は低かった。 FOXP3^+ 細胞中のIL-17^+FOXP3^+細胞の割合は、歯肉由来T細胞ラインで高かった。歯周炎病変部の免疫組織学的解析において、IL-17^+ 細胞とIL-17^+FOXP3^+細胞の浸潤数は、ポケット上皮側では口腔上皮側よりも高かった。以上より、Th17が歯周炎進行を促進していること、一部のFOXP3^+制御性T細胞は歯周炎病変部でTh17にサブセット転換して慢性炎症を持続させていることが示唆された。
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ページ: 346-354
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