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2009 年度 実績報告書

長期コホートによる口腔内揮発性硫黄化合物の歯周疾患進行に対する影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21792146
研究機関新潟大学

研究代表者

山賀 孝之  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90345512)

キーワード口臭 / 揮発性硫黄化合物 / 歯周病
研究概要

平成21年度は,平成15年度に行った調査で残存歯数が20本以上で,平成15年度に簡易型ガスクロマトグラフィを用いてVSC測定を行った100名のうち,連絡がとれた89名の中から調査参加の同意の得られた88名の自宅あるいは入所施設を訪問し,歯科検診および聞き取り調査を行った。
予備分析として,平成10年度から平成21年度まで毎年調査に参加し,88名の中から12年間毎年口腔内診査を行った52名(うち男性33名)を分析対象として選び,歯周病進行歯数(単年度毎に3mm以上の増加が認められた歯を歯周病が進行したとカウント。一度カウントした歯は棄却し,平成10年度から21年度まで積算した)と平成10年度のポータブルサルファイドモニター(Halimeter^[○!R])測定値との比較を行った。対象者の歯数は平成10年,本年度でそれぞれ26.9±2.1本,24.8±4.1本で,平均喪失歯数は2.08±3.94本であった。歯周病進行歯数は,平均13.7±6.3本で最小値は2本,最大値は29本であった。平成10年度VSC(Halimeter^[○!R]測定値)との関係を分析したところ,統計学的に有意な正の相関関係が認められた(ρ=0.364,p=0.009,Spearmanの順位相関係数)。以上より,VSCが長期的に見た歯周病の進行程度と関係があることがわかったが,次年度はさらに追跡調査を続け,簡易型ガスクロマトグラフィの結果と併せたを分析行い,個々のVSC濃度の割合と,歯周疾患親交との関係について検討を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Volatile sulfur compounds (VSC) may be a risk predictor for periodontal disease progression.2009

    • 著者名/発表者名
      Makino Y, et. Al
    • 学会等名
      International Conference on Breath and Breath Odor Research
    • 発表場所
      Dortmund(Germany)
    • 年月日
      20090426-20090430

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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