研究課題
若手研究(B)
口臭起因物質である揮発性硫黄化合物が、歯周組織に影響を及ぼすことが報告されている。本研究では、揮発性硫黄化合物を用い、ラット歯槽骨における影響を検討した。その結果、揮発性硫黄化合物はRANKL発現を介して破骨細胞の分化を引き起こした。また歯周炎患者における歯肉溝浸出液の同程度の濃度においても、歯槽骨に影響を及ぼすことがわかった。また歯周炎誘発物質のLipopolysaccharide(LPS)を同時に塗布することで、相互作用があることが判明し、またTLR4を介して歯槽骨に影響を及ぼすことがわかった。これらの結果は、歯周炎を増悪させる一因になっていることを示唆しており、また新たな治療方法の開発になることが期待される。
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