研究課題
若手研究(B)
二相性食物(液体相と固体相を含む食物)の液体成分の粘性を変化させたときの,咀嚼,嚥下,呼吸の関係について検討した。粘性の低い二相性食物の場合,液体成分は嚥下前に下咽頭まで流入してしまうが,粘性が高まると,下咽頭への流入は減少していた。その一方で,液体の粘性は,嚥下と呼吸の関係には影響を及ぼしていなかった。本結果より,二相性食物は誤嚥のリスクを高めることが示唆され,食事にトロミを付加することで安全かつ咀嚼できる食事を提供できる可能性が示唆された。
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Dysphagia
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DOI:10.1007/s00455-012-9413-1
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